こんにちは、さくすけです。
本日は、ふるさと納税についてみなさんと共有したいと思います。
先日、親戚からふるさと納税について教えてほしいとの依頼があり、私の経験の総復習もかねてブログにまとめることにしました。
なるべくわかりやすい言葉で説明していきますので、間違っている点がありましたら、忌憚なくご意見いただければ幸いです。よろしくお願いします。
前提条件
今回は、サラリーマン(給与所得がメインの方)の目線で記載していきます。
個人事業主(自営業の方)は確定申告の仕方が異なってきますのでご注意ください。
ふるさと納税とは
超簡単に説明
まずは超簡単にふるさと納税を解説します。以下の通りです。
翌年の「住民税」を前倒しで払うことで、前倒しした税金額の30%を返礼品としてもらえるお得な制度のこと
少しわかりにくいでしょうか?
例えば、令和4年度に支払うはずだった「住民税」を、令和3年度に前もって納税することで、令和3年度に「前倒しした住民税×30%」の返礼品がもらえる、という内容です。
よくある勘違い
よく勘違いされている方がいますが、住民税が安くなるわけではありません(節税ではありません)。
あくまでも、前倒しした納税額の30%分が返礼品として返ってくる制度であるため、その返礼品分がお得になる仕組みのことです。
私の場合の例
後述しますが、前倒しできる金額は個人の所得や家族構成により異なります。
私の場合は、年収500万円、妻、子一人で5.5万円が寄付上限額となっています。
令和3年度は、5.5万円×30%=16500円分の返礼品がもらえました。
ふるさと納税の疑問に回答 Q &A
ふるさと納税はどのように行うの?
ふるさと納税ポータルサイトと呼ばれる複数のサイトから、インターネットから、買い物をする感覚で納税できます。主なサイトは以下の通りです。
主なふるさと納税サイトは以下のとおりです。
✔︎ ふるなび(ふるなびコイン還元あり)
✔︎ 楽天ふるさと納税(楽天が運営する納税サイト ポイント還元が熱い)
✔︎ ふるさとチョイス(利用者数No.1)
特に、「楽天ふるさと納税(楽天が運営するふるさと納税を行うためのサイト)」は、楽天での買い物感覚で納税できますし、楽天ポイントもつきますので大変おすすめです。

納税すれば翌年度勝手に住民税が減額になるの?
勝手に減額されません、手続きが必要です。
この手続きを、「ワンストップ特例制度」といいます。言葉が意味不明ですが、手続き自体はめちゃ簡単です。
後ほど詳細は記載しますが、行政から送られてくる紙切れに必要事項(住所等)を記載し、マイナンバーカードのコピーを貼り付けて返送してやるだけです。
ふるさと納税の期間について教えて
ふるさと納税年度は、1月〜12月です。毎年12月までに納税を済ませましょう。
1月〜12月に前倒しで納税(購入)した金額が、翌年度の住民税から減額されます。
令和3年度を例に具体的に記載すると、
令和3年1月〜12月に納税した金額が、令和4年6月〜令和5年5月(12ヶ月)の住民税から均等割で減額されます。
ふるさと納税額に上限はないの?調べられるの?
上限はあります。複数のふるさと納税サイトで自分の納税限度額を確認できます。
特に使いやすいサイトは以下のサイトです。
✔︎ ふるさとチョイス
✔︎ 楽天ふるさと納税(←特におすすめ!!)
特に楽天ふるさと納税は、必要最低限の情報(※)で精度高くシミュレーションしてくれるのでおすすめです。詳細は後述します。
(※)最低限、自分の年間給与所得がわかればOKです!
なお、私の場合は年収500万円、専業主婦の妻と、18歳以下の息子の3人暮らしですが、納税限度額は約5.5万円でした。
令和3年度は、5.5万円×30%=1.6万円の返礼品を頂戴しました。
限度額の出し方は詳細は後述させていただきます。
デメリットはないの?
私が感じるデメリットは、以下の2点です。
- 初年度のみ、住民税を多く支払う必要がある(住民税を前倒しで支払うため)
- 初年度のみ、始めるための勉強が必要である
以上です。私の感覚では、やり方さえわかればメリットしかないので、とにかく始めてみることをお勧めします。
ふるさと納税の始め方
さて、それではふるさと納税の始め方を解説します。
始め方の手順は以下のステップです。
- 自分の納税限度額を調べる
- 楽天ふるさと納税で購入する
- 商品を受け取る
- 市区町村からのワンストップ特例制度の要用紙に記入して返送する
それぞれ解説していきます。
①自分の納税限度額を調べる
まずは自分の納税限度額を調べます。
楽天ふるさと納税サイトを例に以下にまとめさせていただきます。
✔︎ 楽天ふるさと納税サイトにアクセス

✔︎ 自分の情報を入力し限度額を確認
楽天ふるさと納税のシミュレーションでは、「年間給与所得」がわかれば概算金額が算出されるため非常に便利です。
年間給与所得以外に、家族構成さえわかれば以下の通り入力できます。

私の場合、54825円と計算されました。
②楽天ふるさと納税で購入する
つづいて実際に納税してみましょう。
楽天ふるさと納税サイトを例に以下にまとめていきます。
✔︎ 楽天ふるさと納税サイトへアクセス

✔︎ 商品を検索
以下の通り、「ジャンル」などから商品を検索できます。
米や日用品など、自分が欲しい商品を検索してみましょう。

✔︎ 商品を購入する
楽天サイトであれば、以下の通り商品が表示されます。
ここに表示される金額が、「納税額」です。
そのため、以下の例でいえば、10000円×30%=3000円が返礼品額となります。
米10kgで3000円なので、いいところですね。

✔︎ 購入時の注意点
購入の際、注意すべき点が1点あります。
以下画面のとおり「ワンストップ特例制度の申請書の送付について」は、必ず「申請する」にしましょう。
申請により、後日ワンストップ特例制度の申請書が自宅に郵送されてきます。
なお、仮に申請を忘れても、あとから市町村窓口へ依頼すれば用紙をもらえるようですが、めんどうですのでここで必ず申請しておきましょう。

③商品を受け取る
上記で商品を購入すると、後日返礼品が送られてきます。
通常であれば1週間〜2週間程度で返礼品は届きますが、12月のふるさと納税駆け込み需要にぶつかると1ヶ月とか普通にまたされますので計画的に納税をおこないましょう。
④ワンストップ特例制度の用紙を記入・返送する
納税を済ませると「ワンストップ特例制度申請書用紙」が自宅に郵送されてきます。
大体は商品の到着前に、市町村からの御礼の手紙とともに郵送されてきます。
イメージは以下の通りです。
ネットサイトで購入の際、必要事項(名前や住所、電話番号など)を入力して購入すればほぼ印字された状態で郵送されてきます。
この用紙に必要事項を記入し、マイナンバーカードのコピーを貼り付けて市町村へ郵送することにより申請完了です。翌年度、自動的に住民税が減額されます。
全く難しいことはありません!

さいごに
いかがだったでしょうか?
ふるさと納税は難しくてめんどくさい!というイメージがあるかと思いますが、ようは以下のステップを踏めば誰でもできます。
- 自分の納税限度額を調べる
- 楽天ふるさと納税で購入する
- 商品を受け取る
- 市区町村からのワンストップ特例制度の要用紙に記入して返送する
誰でも絶対にお得になる制度ですので、これを機会にぜひはじめてみてはいかがでしょうか?